日頃仕事をする上で、パソコンやスマホを長時間見なければならない人は少なくありません。そうすると、目の疲労が蓄積して眼精疲労になりがちです。
では、眼精疲労になってしまった場合、どう解消していけば良いのでしょうか。
日常的にできる眼精疲労のセルフケアとして、「マッサージ」や「蒸しタオルで目を温める」こと、「目に良い栄養成分を積極的に摂る」ことなどが挙げられます。
眼精疲労の根本的な原因は、近い位置で画面を見続けることで起きる「毛様体筋の緊張」です。そのため、物理的に毛様体筋の緊張を緩める目の周りの筋肉に対するマッサージ、蒸しタオルでの温めは効果的です。
「目に良い栄養成分」は、ビタミンB群やビタミンEが代表的です。特にビタミンB1やビタミンB2は神経や粘膜に作用し、「眼球の健康を保つのに役立つ、眼精疲労の改善につながる成分」として有名です。サプリメントで摂取する方法もありますが、食品として取り入れるなら「ビタミンB1・豆類や豚肉」「ビタミンB2・乳製品やレバー」、「ビタミンE・カボチャやアーモンド」が代表的です。
メガネやコンタクトをしている人は、度数が合っていない場合、毛様体筋の疲労度が高まります。メガネやコンタクトをしていなくても、40代以降になると老眼になり、ピントを合わせるのに疲労度が増している可能性も高まっています。
しっかりと休み、マッサージや栄養を取っているにも関わらず眼精疲労が治らない人や、目の見えづらさが出てきた人は、一度改めて視力検査などを受けてみましょう。